平岡塾
平岡塾編『日本の「ダメ英語」を叩きなおす』
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平岡塾編 『日本の「ダメ英語」を叩きなおす』(主婦と生活社)

紙幅の関係で割愛した三編の原稿を 「番外篇」 として小冊子にしました。ご希望の方には郵送いたします。
平岡塾―本物の英語を教える英語専門塾です

平岡塾(I. A. Prep School平岡)は、現在まで47年間、 開成・筑駒・桜蔭・麻布・筑附・女子学院・雙葉・武蔵・巣鴨・学芸大附などの生徒を中心に 一流の生徒を育ててきました。近年では西・日比谷・国立・戸山など優秀な都立高生の方もいらしております。 当塾卒業生の 東大合格率は80%以上で(2011年度183人中151人合格)、他の生徒も 慶應医学部・東京医科歯科・千葉大医などの各医歯学部や 一橋・東工大・早・慶・上智などの一流大学に入学を果たしております。
- 2012/1/20-

〜平岡塾編『日本の「ダメ英語」を叩きなおす』「はじめに」より〜
  本書は、東京・渋谷にある寺子屋英語塾「平岡塾」が実践してきた英語の学習方法を、広く一般にご紹介するために企画されました。
  「寺子屋」といっても「畳に正座」というわけではありません。三階建ての小さなビルに五つの教室、絨毯のうえに頑丈なイタリア製のローテーブルが並んでいます。ある卒業生の言葉をかりれば「ヨーロッパの知識人が集うサロン」といった雰囲気でしょうか。もっとも、授業中にお腹がすけば、子どもたちはおにぎりを頬張ります。
  また「塾」といっても進学塾や学習塾ではありません。「私塾」という意味で「塾」と称しています。私塾とは、江戸時代に市井の有志たちが自らの世界観と使命感をもって自発的に開設した教育機関をいいます。
  規模は小さいながらも高度な教育内容を誇り、多くの有能な人材を輩出しました。
  このように一風変わった平岡塾が、今日まで実践してきた英語学習法とはいかなるものでしょう。本書をひもとけばわかりますように、それはいたってオーソドックスな学習法で、新奇さとは無縁です。日本人が英語を真剣に習得するつもりであるならば、母語である日本語力を鍛えつつ、基本の反復を通じて英語の型を身につけなければならない   という当たり前のことが本書の骨子です。
  
  「まずは日本語力を鍛えよ」とは、英語を生業としている者としてはなかなか言いづらい。しかし、「英語漬け」などという幻想を抱くのでない限り、私たち日本人は日本語を介して英語を学び、日本語で論理的に考えながら基本を定着させていくほかありません。そして、幸いにして英語をある程度まで習得できたとしても、その英語を使って発信する中身、つまり主張や思想自体は、やはり母語である日本語で獲得し、日本語で蓄積しています。
  英語を習得する過程でも、実際に英語を使用する時でも、母語である日本語の能力が決定的となるのです。
  そして、外国語を習得することは、音楽やスポーツと似ていて、なによりもまず一定の「型」を身につけることが第一歩です。本書で詳しく述べていますが、母語と系統がまったく異なる外国語の場合はなおさらです。そのためには「基本を何度も繰り返して身体に刷り込む」という学習法をおいて、これに優るものはありません。平岡塾はこれを学習原則(learning principle)としています。
  
  1965年の創立以来、数多くの子どもたちがここに集い、この原則のもとで英語を学び、英語を使える立派な社会人となって世界で活躍しています。
  私たちはこれを誇りに思い、また私たちの自信となっております。「英語」を冠する類書が多いなか、本書を世に問う意義があると考えた次第です。
  本書が、読者の皆さんの英語学習の一助となり、そしてまた、「当たり前のことを当たり前にやる」ことの尊さを再確認される機縁となれば幸いです。
  創立者が当塾を開いたのは、この国の将来を担い世界で活躍していく子どもたちに、折り目正しい英語を教える必要があると考え、また子どもたちも、点数や受験にとらわれずに英語を学びたいと感じてきたからです。
  かつて、あるフランスの詩人は言いました。「教えるとは希望を語ることであり、学ぶとは誠実を胸に刻むことである」と。
  私たちは、子供たちに希望を語る「塾」でありたいと願っています。そして、これからも、英語教育を通じて、「文明に寄与し、世の中に善と美をもたらすことのできる人間」を育てて参りたいと思っております。
★ 語学は音楽やスポーツと似ていて自分で実際に「読む・書く・聴く・話す」ことをしなければ絶対に力はつきません。 また近年の大学入試の英語は、過去問を解くだけの勉強法では対応できません。 運良く大学に合格しても、将来留学したときや社会人になったときに、 世界のどこで使っても恥ずかしくい「折り目正しい英語」は身につきません。

★ そこで平岡塾では毎授業、文法・読解・作文の宿題が出され、生徒さんご自身にたくさん英語に触れて頂いております。 詳しい解説を聴いてただ納得しているだけでは英語は自分のものにはならないからです。

★ 宿題の答え合わせでは英文をすべて音読し、発表者が答えや和訳を導き出した道筋を全員で確認・修正します。 その際に「平岡文法プリント」に何度でも立ち返って、基本の定着をはかります。

★ 毎授業、外国人教師が40分間、リスニング、スピーキング、ディクテーション、ライティングを指導します。 教材には中学生ではジャズのリズムに合わせて英語に特有の抑揚やリズムパターンを習得するSmall Talk More Jazz Chantsをはじめ、 Dialogs & Drills in Idiomatic EnglishAnimal Farm (retold edition)を使用しています。発音記号も中1からしっかり指導します。 高校生になるとエッセイ・ライティングの指導もします。

★ 読解では中1の4月からDon Quixote を、中2でAround the World in Eighty Days を読み、中2の終盤でセンター試験レベルの読解教材を扱います。 以降、Somerset Maugham、William Saroyan、Roald Dahl、 Bertrand Russellなどの名著長文を取り上げます。 とくに高3では1500語前後の超長文を年間50本ほど読みます。英文を日本語で要約する訓練もします。 また高校生の講習では、George OrwellのAnimal Farm(原書、Penguin Books、95ページ)を4日間で通読・全訳します。 大学入試という狭い枠を越えて、将来、エリートとして世界で堂々と活躍できる知性・教養を身につけて頂きたく思います。

★ 作文では高3の最終段階で250語くらいの自由英作を書けることを目指します。 これは元上智大学学長のヨゼフ・ピタウ大司教(最近までバチカン教皇庁教育省次官でおられました)から是非取り入れるように勧められました。

★ こうした当塾の「受験テクニックに偏らない学習法」によりTOEFL(CBT)で280点以上、TOEICで970点以上をとる生徒・卒業生もおり、 コロンビア、ハーバード、エール、カリフォルニア大(バークレー・UCLA)などに留学しています。

★ 当塾の卒業生は社会に出てからも広く世界で活躍しております。アメリカで渉外弁護士になった方、 科学系ノーベル賞の登竜門と言われるNatureScienceなどの世界的学術誌に論文が採用された方、 ケンブリッジやオックスフォードで教鞭をとっている方もおります。