先にも申し上げましたが、外国語としての英語を使えるようになるには、英語の仕組み、すなわち「文法」を身につけることが必要です。そして身につけた文法の知識を実際の「聞く/読む/話す/書く」で活かせるようになるには、繰り返しの練習が大切です。

当塾では、中1~中2の2年間で英米人が普通に生活するのに必要な基本の文法体系を学んでしまいます。通常は中高6年間かけて学ぶものですが、学ぶべき文法の全体像を早期に示すことで安心感を持っていただくと同時に、その文法に則って「聞く/読む/話す/書く」力を養うことに多くの時間を割くことができるからです。簡単な内容の例文を使えば、中学低学年でも仮定法などの構文も理解し暗唱していただけます。たとえば中1の4月に取り入れる読解教材『ドン・キホーテ』では早くも関係詞、不定詞、分詞、過去完了まで出てまいりますが、当塾の講師は難解なものほどシンプルに説明いたしますので、子供たちはスムーズに対応しております。もちろん、文法の系統的な説明は中2で終わりということではございません。卒業するまで密度を高めつつ何巡も繰り返してまいります。

新しい文法項目を教える際に塾オリジナルの文法解説プリントを使用いたします。プリントの束をあらかじめ配布しておくのではなく、授業で新しい文法項目を教えるたびごとに「平岡プリント」を配り、生徒は解説された補足事項をそれに書き込みます。そして、これらのプリントを各自ファイリングし、「自分だけの文法集」を作ってまいります。この平岡プリント集は中1から高3まで毎回授業に持参し、宿題の答えあわせをするなかで忘れている文法事項が見つかり次第、クラス全体でこれに立ち返って再確認し、理解と記憶の定着を図ります。

そして配布されたプリントにある基本例文をその日の授業中に、あるいは次回の授業までに暗記し、教師の前で一人一人口頭で発表します(「お帰り問題」)。中1~中2の期間はこの形式でお帰り問題を行いますが、高校から入塾される方のクラスでは筆記方式で行います。

解説された新しい文法事項について宿題が出されます。解説を聞いただけでは身につきません。実際に自分で練習問題を解くなかで理解が深まり定着します。類似の問題が重なると「こんな問題、もう考えなくても解けるよ」というやや不満めいた声が生徒から漏れますが、これこそまさに私共の狙いです。何題も反復して解いたからこそ「もう考えなくても」という域に達するのです。「日本人は文法を気にしすぎるから英語が使えない」と言われますが、そうではなく「文法が気にならなくなるまで身につけないから使えない」のです。